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理事長メッセージ

Fukuda

福田耕治 

(早稲田大学)


理事長メッセージ I

2014年11月の理事会で理事長に選任され、2015年4月より、須網前理事長より職務を引き継ぎましたことを、日本EU学会会員の皆様にご報告し、ご挨拶をさせて頂きます。

EU学会(旧 日本EC学会)の創設は、1980年11月でした。この学会設立の日に午前10時から緊張しつつ最初の報告者を務めさせていただいて以来、はや35年の歳月が流れました。また理事に初めて選任されてからでも20年以上になります。30歳代後半に財務担当理事を引き継いだ折には、会員の会費納入状況はまだ手書きの帳簿で管理され、年度別の納入者・滞納者の分類が未整理の状況で、会費督促にもたいへん難渋いたしました。学会の理事は、手弁当で負担と責任の重い仕事です。そこで学会予算を厳密かつ効率的に管理する観点から、一般会員、院生会員、法人会員等の納入状況をデジタル・データ化し、外部委託をはかり、後任の会計担当者が職務を引き受けやすい状況に改善しました。爾来、4半世紀を経て、学会の財務・会計も健全かつ適正に管理され続けております。

これまでの理事長・事務局長を始めとする、理事会の先生方のご尽力により、学会運営のシステムはほぼ確立されており、学会の諸活動は円滑に推移しております。それでも学会全体の運営は、時代の変化を踏まえて多方面に目配りし、さまざまな配慮が必要です。他のいくつかの学会での理事長、常務理事等の自らの経験を活かし、また歴代の理事長経験者や理事の皆様方、事務局長等のお力添えや多くの会員諸氏からのご意見やご指導を賜りながら、理事長の職務を務めさせて頂いております。

学会は、会員が自らの先端的な研究の成果を世に問い、多くの専門家の助言や批判を仰ぎ、研究を深めたり、研究の幅を広げたりする場であります。とりわけ日本EU学会は、欧州統合という複雑かつ複合的な社会現象を経済・法律・政治・社会などさまざまディシプリンや実務経験を基礎に分析し、議論をする、学際的な性格を持つ学術団体であります。同時に本学会は、自由闊達に議論を重ね、会員相互の親睦を深め、研究上の交流を展開できるフォーラムであり、新たな研究の刺激や着想の芽生える場であり、研究上のネットワークを国内・国際共同研究へと繋げていく結節点にもなるとも考えられます。

こうした本学会の目的をよりよく実現し、さらに発展していくために、今後の課題としては、本学会の会員であることのメリットを実感できるように、会員満足度の高い学会へと改善を図っていく必要があると考えております。日本学術会議や他の関連学会等とも連携を図りつつ、若手研究者や新入会員も多くの報告の機会が得られるように、分科会やポスター・セッションの創設、研究をさらに活性化するために関西部会などの地方部会の設置、必要な研究資金の獲得支援や財政支援措置の在り方、学術叢書の刊行、正規雇用先がなく収入の不安定な会員や本務退職後の会費減免制度などの具体的な改革を進めるため、すでに理事会内に新たに制度改革委員会を設置し、検討を始めており、総会で承認が得られ次第、本年度中にも実現可能なものから実施に移していく予定でおります。今後とも会員の皆様方の本学会への一層のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

(2015年9月1日掲載)


過去の理事長メッセージ

須網隆夫理事長(2013 年4月~2015年3月)

久保広正理事長(2011 年4月~2013年3月)

辰巳浅嗣理事長(2009年4月~2011年3月)

庄司克宏理事長(2006年11月~2009年3月)