日本EU学会第37回(2016年度)研究大会は、2016年11月26日(土)および27日(日)に、一橋大学(国立キャンパス)にて開催されます。
共通論題:「自由・安全・正義の領域―難民・テロとEU」
※ プログラムは10月15日現在のものになります。
早稲田大学比較法研究所はこのたび、以下の要領で、イギリスのEU離脱に関する講演会を開催致しますので、ご案内させていただきます。
日時:8月31日(水曜日)午後4時~5時30分
場所:早稲田大学8号館B107教室
報告タイトル:「イギリスのEU離脱とEFTA・EEA」
報告者:カール・バウデンバッハー(サンクトガレン大学教授・EFTA裁判所長官)
世話人:須網隆夫(早稲田大学教授)
言語:英語(通訳なし)
問い合わせ:比較法研究所(03-3208-8610 hiken@list.waseda.jp)
本年6月に行われた国民投票の結果、イギリスは、早晩EUから離脱すると予想されている。しかし、離脱後、イギリスがEUとどのような関係を維持するのかは、未だ明確ではない。EUに加盟していないヨーロッパ諸国は、これまでEFTA(ヨーロッパ自由貿易連合)を結成し、1970年代にECに加盟するまでは、イギリスはEFTAの構成国であった。そして、EFTAの多くの国は、1990年代前半より、EUとEEA(ヨーロッパ経済領域)を形成し、EU域内の自由移動は、EEAに加入したEFTA構成国(ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタイン)にも拡大されている。イギリスのヨーロッパにおける今後の地位を考察するにあたっては、EFTA・EEAという既存の法的枠組みの理解が不可欠であり、イギリスは、EUとだけではなく、EFTA構成国(前述の三カ国とスイス)との関係も新たに構築しなければならない。今回の講演会では、EEA内のEFTA構成国を管轄するEFTA裁判所の長官を長らく勤めておられるバウデンバッハー教授より、日本では、これまでほとんどその詳細が知られていないEFTA・EEAの観点から、イギリスのEU離脱問題の今後について報告していただく予定である。
7月9日(土)に第5回難民研究フォーラム主催の公開シンポジウムが開催されます。
増大する難民の受け入れニーズと実態:シリア難民を中心に──EU・北米・日本で比較する
日時: 2016年7月9日(土)13時‐17時
会場: 真如苑友心院ビル6階 (半蔵門駅直結)
参加費:無料
5月23日に慶応大学で 日伊修好150周年を記念したコンファレンスが開催されます。
Economic Conference to commemorate the 150th Anniversary of Diplomatic Relations between Italy and Japan
The Economics of Italy and Japan: Historical Development and Future Policies for Stability and Growth
Date: Monday, 23 May, 2016
Venue: North Hall, 1F North Building, Keio University, Tokyo, Japan
Organised by Keio University in Tokyo and Bocconi University in Milano and with kind Co-operation from the Embassy of Italy in Tokyo
ジャン・モネEU研究センター 第83回慶應EU研究会 特別講演会
Special Lecture organized by Jean Monnet CoE for EU Studies at Keio University
Prof. Miguel Poiares MADURO (European University Institute)
“The European Union in Crisis:Causes and possible Solutions”
「危機に瀕するEU-原因と解決策-」
ミゲル・マドゥーロ欧州大学院大学教授
5月26日(木) 午後2:45~4:15
言語: 英語 参加: 無料・登録不要
ジャン・モネEU 研究センター(慶應義塾大学) 東史彦: fumifigo@keio.jp
イギリス・ブリストル大学、カナダ・ビクトリア大学で教鞭をとりながらEU研究の専門誌(Journal of Common Market Studies)の編集を担当している専門家と、関西大学や神戸大学の教授ら7名によるワークショップが、5月11日(水)の午後に開催されます。
※ 参加申し込みは不要です
日時
5月11日(水)13:30~17:40
プログラムのダウンロードはこちら
から
対象者:学部生・大学院生・教職員
このたび、EUIJ早稲田では、学術雑誌JCMS(Journa l of Common Market Studies)の編集者2名や、国内のEU研究者をお招きして、下記のようにシンポジウムとワークショップを開催いたします。
開催日:2016年5月9日(月)
ユーロ危機とイギリスのEU離脱を考える
The Euro Crisis and the Brexit
時間:13:00-14:30
場所:早稲田大学早稲田キャンパス26号館B104(多目的講義室)
時間:15:00-16:10
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス26号館11階1102会議室
セッション3:EU ワークショップ(若手研究者) および論文出版アドバイス
時間:16:30-18:00
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス26号館11階1102会議室
現在、ISAは、来年のワシントンでの世界大会での報告者を、老若男女ともに募集しております。
International Studies Association (ISA世界国際関係学会)は、現在7000人の組織メンバーを持ち、そのうち、3000人近いメンバーが、PhDないしドクターの若手研究者たちからなっています。
他方で世界的に著名な錚々たる研究者がトップを占めています。毎年、5000人を超えるメンバーが年次大会に参加しますが、来年2月末には、ワシントンの郊外、Baltimoreで国際会議が開かれ多くの参加が見込まれる予定です。
大テーマは、Understanding Change in World Politicsとなっています。サブタイトルは数多くあり、国際政治、地域政治、地域統合に関するいかなるテーマ報告でも可能です。Call for proposalには申し込み前に会員登録が必要です。
ISA’s 58th Annual Convention, February 22nd – 25th, 2017, Baltimore, Maryland
近年、中国やASEANの成長に押されて、日本からの参加者が減っておりますが、特に中堅、若手、女性の参加が世界的に期待されており、日本からの参加も大変待たれております。先生方には、ぜひ、若手の方々を連れて、ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。アメリカ以外にも、ヨーロッパ、ロシア、ラテンアメリカ、中東、アジアからは毎年、中国、韓国、ASEAN, インドなどからも多数の研究者が参加しております。
ISAのホームページを訪れていただければわかると思いますが、国際関係、政治経済、国際関係理論のみならず、様々な領域の地域研究、歴史研究、ジェンダー研究、ロシア東欧研究、EU研究、アジア研究、安全保障研究、文化研究、社会学研究など様々な領域からなり、またパネルも極めて多いので、若者たちのPhD論文の報告等も含めて受け入れられやすい環境になっております。
ぜひ皆様のパネル参加、個人参加を宜しくお願いいたしますとともに、積極的に若手研究者(40以下、あるいは、50以下)の方々に参加を呼び掛けて戴ければ幸いです。
若手の場合には、申請すれば、参加費補助が出ます。また、日本国内の学会でも、若手研究者の場合補助が出ることが多いので、ぜひ奮ってご参加くださ い。6月1日が締め切りですので、連休中にご検討いただき、5月中旬をめどに、申し込んでいただければと存じます。パネルでも、個人でも、応募できます。若手は特に、ドクター論文、修士号取得後の報告でも結構ですので、初めてのアプライを含め、どうぞよろしくお願いいたします。
また、ISAは、様々のBookAwardや、若手のArticle Awardも設けており、英語で著書を書かれた方、また英語の論文を出された方は審査の結果、国内外限らず表彰され、賞金が出ます。1昨年は日本の著書(英語)2冊が審査に残りましたし、昨年は復旦大学の研究者も賞を獲得していました。ぜひ、積極的に、報告希望、Travel Fund, Book-Article Awardに応募していただければと思います。
まだ国際会議で報告したことがない若手研究者・非常勤の方を含め、ぜひご参加ください。できるだけサポートさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
羽場久美子
青山学院大学
ISA Vice President
(2016-17)